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第1話「スタジオオーナーがコーチング講座を受けて感じたこと」 2026年4月


第1話 冒頭


山本:今日は、逗子で「Youtral」というパーソナルトレーニングジムを経営され、ご自身もトレーナーとして活動されている倉田勇樹さん、そして株式会社ステートマネジメントジャパン代表取締役であり、私が主催しているSCMA、すなわち運動指導者や医療従事者など、人を援助する方のためのコーチングメソッドの講師を務めてくださっている中野達也さんと、お話をしていきたいと思います。



まず簡単に、倉田さんと私の出会いですが、2024年に私が行っているA-Yogaムーブメントコーチ養成に倉田さんが来てくださったのがきっかけでした。その養成の途中で、ご自身のスタジオもオープンされましたよね。そこまでの道筋やバックグラウンドを、簡単に教えていただいてもいいですか。



倉田:はい。大きなところでいうと、僕は大学まで柔道を競技としてやっていました。大学卒業後はいったん営業職の会社員を経験し、その後、思うところがあって30歳手前で会社員を辞め、トレーナーの仕事に入りました。その後、恵比寿のパーソナルジムで働き、A-Yogaの養成を受けていた2024年に開店準備を始め、11月に「Youtral」をオープンしたという流れです。


山本:ありがとうございます。一度まったく違う方向に進んでから、スポーツの世界に戻ってきたのですね。


倉田:そうですね。楽しい部分もあったのですが、自分の人生をかけて取り組むものかと言われると、少し疑問があったんです。その疑問が積み重なっていく中で、30歳を前に最後のチャンスかなと思い、思い切って違う道に進みました。



山本:では中野さんも、簡単に自己紹介をお願いできますか。


中野:はい。私は2004年からコーチングを学び始め、2008年からNLP、神経言語プログラミングを学びました。鴨井さんという方と出会ってから、いつか運動指導の中にコーチングやNLPのメソッドを掛け合わせたトレーニングをつくれたらいいな、という思いがありました。邦子さんの旦那さんの森本さん、コンサルタントの今給黎さん、鴨井さん、そして私で、このSCMAの骨格をつくったんです。


実際に、自分がやりたかったことが形になったという感覚があります。今は組織づくりやチームづくり、チームコーチングを中心にしながら、1対1のコーチングも年間250回から300回ほど行っています。ほかに、研修やマネジメント研修などもしています。


山本:ありがとうございます。本題に入る前に一つ伺いたいのですが、運動指導者の方たちにコーチングを伝えたいと思った理由やきっかけは何だったのでしょうか。


中野:運動指導者は、体のことを本当によく知っていると思うんです。与えるものをたくさん持っている。ただ、コーチングというのは、クライアントに問いかけ、クライアントの中から出てくるものを使っていくものです。どちらかといえば、「与える」よりも「引き出す」ことを中心にしています。

だから、与えるだけでなく、トレーナーたちが引き出すこともできるようになれば、もっと良い成果、あるいはもっと目覚ましい成果につながる何かが出てくるのではないかと思ったんです。そういうことができるトレーナーがたくさん出てくると、もっと良くなるんじゃないかと。


ちょうどSCを開発していた頃、「僕らの時代」というテレビ番組で、サッカー選手3人の対談を見たんです。1人は中田英寿さんでした。彼らは、ヨーロッパに出ていった先駆者ですが、その中で「日本人トレーナーももっと海外に出ていくべきだ」「日本には優れたプロフェッショナルなトレーナーがたくさんいる」と話していたんですね。それを聞いて、そういうトレーナーを育てることに自分も関われたらいいなと思ったんです。それが大きなモチベーションになりました。


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