慢性的な痛みからの解放を目指して!
SASマニュアルセラピー誕生
SAS(サス):Sensitized Area Stimulation
SASマニュアルセラピー:感作領域刺激療法
『慢性的な痛みで困っている方たちの力になりたい!』
世の中には2つの慢性的な痛みが存在します。
①『痛み止めや注射、手術が有効な痛み』
②『注射も手術も解決にならない痛み』とが存在します。
慢性的な痛みや不快な症状で困っている、それは一般の方だけでなくスポーツ選手にもたくさんいて、トレーナーとしてこの『SASマニュアルセラピー』(SAS)を使ってスポーツ選手の体の調整を長年行ってきました。
私たちは
『慢性的な痛みで困っている方たちの力になりたい』
『痛みを取る手技と知識をスポーツやパーソナルトレーニングの場に広めたい!』
という思いに共感してくださる皆さまに、このSASマニュアルセラピーをお伝えしていきます。
【こんな方に受けてほしい!】
☑ 痛みで困っているクライアントの力になりたい
☑ 痛みと体の構造についての知識を深めたい
☑ 手技の効果をより高めたい
☑ 運動による機能改善と同時に、手技での痛みのコントロールを学びたい
☑ アプローチ部位、施術のポイントを導き出す方法を知りたい
☑ 徒手で体の深部にアプローチする技術を身につけたい
☑ 運動指導で自信を持って体を触れるようになりたい
運動やリハビリ、ストレッチやトレーニングなどで身体の特定の部位への過度な負担を減らすことは、疼痛緩和や障害を予防するうえで有効です。同時に、痛みを発生している構造へのアプローチも必要であると私たちは考えています。
SASは、鍼灸や徒手療法の世界では広く知られている従来のトリガーポイント療法に、近年の運動器疼痛の捉え方の概念を加え、理論・技術ともに進化させたものです。
スポーツ・フィットネス現場などで健康支援するインストラクターやトレーナー、パーソナルトレーニングの現場で活用していただくために、SASマニュアルセラピー協会が新しい情報と技術を提供いたします。
理念
SASマニュアルセラピーとは
『痛みを伝えるセンサー(受容器)の異常にアプローチする治療法』
これまでトリガーポイント(Trigger Point)は、筋肉・筋膜から生じる痛みの発生源(引き金)と考えられ、慢性化した筋肉のしこり(筋硬結)が原因と考えられてきました。しかし筋の張りや硬い部分を緩めても、痛みや不快の減少が得られない経験をしたことがあるのではないでしょうか?
それは、なぜなら『筋が硬いから痛い』のではなく、その逆で『痛みの結果として筋が硬くなる』からです。
一般的な徒手療法は、「硬さを減らせば痛みは軽減する」と考え、硬くなった組織を緩めることに焦点を当てることが多いですが、SASは、「痛みの発生源=痛みを伝える受容器の異常」と考え、「異常になった痛みを伝える受容器」に対してアプローチする徒手療法です。
正常な状態の体の反応
過敏化した状態の体の反応
人は、日常生活を過ごしていく中で体の使い方に癖が出てきます。その体の癖が凝り固まった部分や弱い部分の原因となり、アンバランスな体の使い方をしていくことで、負担のかかっている部分の受容器が過敏化を起こし、痛みへとつながります。
痛みを改善し予防していくには、トレーニングやエクササイズでバランスのよい体づくりが大切になります。しかし痛みがある状態で動いても、体の自由度が低い状態で運動を行うことになります。重要なのです。
SASマニュアルセラピーから得られる効果
痛みの改善
施術により感作された受容器が正常な状態に戻ると、刺激に対しての体の反応も正常になるため、些細な動作や姿勢による痛みが軽減します。痛みのコントロールをしながら体を動かすことで、痛みの改善と機能的な動きの獲得の両方を期待できます。
凝り・しびれ・張り感の改善
神経の損傷や絞扼(こうやく)による神経自体の状態によって起こるしびれの他に、過敏化し感作された受容器が、しびれに似た不快な症状を引き起こすことがあります。感作された受容器が正常な状態に戻ると、しびれなどの軽減だけでなく、筋肉の硬さや張りが軽減され、凝り感や張り感などの症状が改善されます。
自律神経の調整
SASで感作された場所に刺激が伝わると、血管迷走神経反射という自律神経の副交感神経が優位に働く反射が起こります。日常的に交感神経が働き過ぎることで起こる、不眠・胃腸障害など身体のさまざまな不調が、副交感神経が優位に働くことで改善されます。
筋肉の弛緩
筋の過剰収縮(筋が硬くなる)は、筋紡錘という受容器の感作によって起こります。SASで感作された筋紡錘を正常な状態に戻すと、筋の軟化を得ることができます。
代表挨拶
皆様、初めまして。
この度、SASマニュアルセラピー協会を同志2名と共に立ち上げました。
私がこれまでトレーナーとして20年以上活動してきた中でのトレーナーとしての武器のひとつがハンズオンの知識と技術であり、 学生時代から今でも活動の中で大切にしている「身体を観る力」、「触診の大切さ」がSASマニュアルセラピーにあります。
SASを構築する前の私は、選手たちがより良い状態でフィールドに立っていて欲しいという思いで、この技術を磨いてきました。今回、SASマニュアルセラピー協会の創設に至ったのは、私以上にハンズオンの知識と技術が高いふたりの同志と出会い、私たちが学びと実践から積み上げてきた知識と技術を、より多くのトレーナーやセラピストと共有したいと感じたことがターニングポイントとなりました。これまで、この知識と技術は鍼灸師や一部の医療資格者にしか伝えられてきませんでした。 私たちはこの協会を通して、より多くを学びたいと思う志し高いトレーナーやセラピストにもSASの知識、技術を学んで頂きたいと思っています。そしてこのSASを通して、現代社会特有の多様化する体の悩みを持つ方々を救うことができる人材を育成し、さらに多くのクライアントたちを助け、共に勝ち(価値)を手にして欲しいと願っています。
この学びを通して、スポーツや健康に携わるさまざまな分野で仕事をしている我々ひとりひとりが価値を高め、慢性化する痛みから解放を目指した「共に学び続けるチーム」を創り、一緒に前進し続けることを望んでいます。
SASマニュアルセラピー協会代表 森本貴義
SASマニュアルセラピー養成講座
ベーシックコース養成講座
全5回のコースとし、全ての講習に参加することを原則とします。
最終日に試験を行い、合格した方は<SASマニュアルセラピー ベーシックコース>修了認定者として登録いたします。
【2023年養成日程】
10:00~16:30
2023年
11月26日(日) 腰痛症
12月17日(日) 肩こり・寝違い・頭痛
2024年
01月28日(日) 坐骨神経痛・シンスプリントなど下肢症状
02月25日(日) 肩関節周囲炎・肩のスポーツ障害
03月24日(日) 各自課題への対応・認定試験(筆記・実技)
【習得目標】
1 知識
・『触っていい痛み』『触ってはいけない痛み』を学ぶ
・体の構造について理解する
2 技術/実践
・筋や骨を正確に触察する、深層筋を触る技術を身につける
・感作された筋に対して、効果の出る触り方を身につける
・症状別にアプローチすべき部位の導き方、施術方法を習得する
【受講料】
全5回 187,000円(税込み)
※セミナーで使用するマッサージツール4種の代金(定価25,000円相当)、初年度の認定者登録料を含む
【認定者特典】
・1年に2回開催(予定)の復習セミナーの受講
・関連資料のメール配信や触察動画の視聴
・SASトリートメントツールの購入割引
・2年に1度開催するブラッシュアップセミナーの受講
・アドバンスコースの受講資格
*セミナーによって別途受講料がかかります
【受講対象者】
人の健康や体・スポーツに関わる全ての職種/資格保持者
過去の受講者の属性は、
1 医療資格保持者
(はり師、きゅう師、柔道整復師、指圧あん摩マッサージ師、理学療法士など)
2 動作指導をしている方
(アスレティックトレーナー、スポーツトレーナー、ヨガ・ピラティスインストラクター、パーソナルトレーナーなど)
3 上記の資格を勉強中の学生
※講座の内容には解剖学や生理学の用語が出てきます。
受講資格に関して不安な点やご不明な点がありましたらご相談ください。
【定員】
最大12名
【講師】
SASマニュアルセラピー協会理事(北川・田坂・森本)
【会場】
Kyoto MBM labo
京都市左京区一乗寺清水町10
受講生の声
◆ パーソナルトレーナー
私はスポーツ現場にてアスレティックトレーナーとして仕事を行っていますが、現場で最も難しいと感じるのは『痛み』とどう向き合うのかということです。
「痛みが出ないようにどのように予防していくのか」
「痛みが出てしまった場合にどのように治療していくのか」
このような課題に対し、SASマニュアルセラピーの考え方は私に非常に大きなヒントをくれました。
講習で教えていただいた治療法を実践することで、痛みのコントロールが少しずつ出来るようになってきたと実感しています。
また、講習では体表からの筋肉の触察をかなり詳しく実技にて教えていただけました。
筋肉の付着部、走行、他の筋との重なりなど、人体の構造を3Dでイメージすることができるようになり、人の体を触る仕事をしている自分にとっては大変プラスになったと感じています。
質・量ともに素晴らしい講習内容で、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
有難うございました。
◆ 按摩マッサージ指圧師
按摩マッサージ指圧師、業界歴18年のものです。
こちらのセミナーに参加させていただいて触診の大切さ、解剖学の知識の大切さに改めて気づかせていただきました。
もし私が駆け出しの頃にこちらのセミナーに参加させてもらっていたら、どんなにその後の治療家人生を遠回りせずにすんだか…、そんな気持ちになりました。
これからこの業界で頑張って行こうと思っておられる方には特におすすめです!
私はある程度の年数この業界におりますが、そんな私も大変勉強になり治療の幅、精度が上がりました。
教えてくださる北川先生方は関西医療大学の鍼灸科の先生でもあるので、凄くわかりやすく細かく教えていただけます。
田坂先生も実際治療の現場で活躍されていますのでとても説得力があります。
理事の森本先生は言わずもがなです。
きっと受講されるとこれからの治療家人生が豊かになること間違いないと思います。
これまで多くのセミナーに参加してきましたが、自信を持っておすすめ出来る数少ないセミナーです。
◆ ヨガインストラクター
私は、お客様がご自身で動かす事のできないエリアへアプローチする事で可動域を増やし、日常生活での不具合、痛みを解消していって欲しいと感じていました。
そして、それを解消する技術を身につけたいと参加しました。
講習は非常に分かりやすく、知識の少ない私でも理解する事が出来きました。
ツールや徒手を使って行う時間が多く、講師である北川さんの施術を目で見て学び、自身の身体を使い練習する事で身体の軽さや可動域の変化を実際に感じました。次はどんな変化を感じられるのか、毎回行くのがすごく楽しみでした。
そして、理論を学ぶ事で、痛みに対しての考え方が根本から変わりました。
私は講習期間中にギックリ腰になってしまい、講師の田坂さんのSASマニュアルセラピーを用いたマッサージ、針治療を受けました。
壁に捕まってしか歩く事が出来なかったのが、数回の施術でヨガレッスンを行う事ができるまで回復しました。
実際に私のレッスンに来て頂いているお客様にこの感動を伝えたいと心から感じました。
そして、以前から痛みを毎日感じ生活する事は、身体だけではなく心にも大きな負担になる事を、お客様を通して感じていました。
実際にお客様に一つの施術を行いました。
ずっと何が原因かわからないまま過ごされていたお客様が「この痛み!」と涙を流されました。
痛みから逃れられない不安と心への負担に対しどこから来た痛みなのかを知り、それを解放する事の大切さをより感じる出来事でした。
一人でも多くの方に笑顔で日常を過ごして頂ける様に、今後もマイペースに学んでいきたいと思います。
ありがとうございました。
よくある質問
講師
協会理事 代表
森本 貴義
鍼灸師・アスレティックトレーナー
20年間、日本、アメリカのプロフェッショナルベースボール界でアスレティックトレーナーとして活動。シアトルマリナーズ退団後も、長期に渡りシアトルマリナーズ フェリックス・ヘルナンデス投手(2010年サイヤング投手)をはじめ多くのMLB選手のトレーナーとしてサポート。2013年よりプロゴルファー宮里優作プロの専属トレーナーを務める。
日本を代表する野球、陸上、ゴルフなどの選手に指導支援する傍ら、コーチングの技術も取得し、体と心の両方から成果を生み出すことを大切にしている。また関西医療大学客員教授として学生の支援も行う。
協会理事 講習責任者
北川洋志
関西医療大学 保健医療学部 助教
2009年 関西医療大学大学院 保健医療学専攻 修了。
2009年より、関西医療大学に勤務しながら臨床・研究・教育に従事し、臨床で生じた疑問を研究し、学生教育へとつなげている。また学生のみならず有資格者への講演会も多数行い、「一握りの人にしかできない名人芸」ではなく、必要な知識を正しく理解し、技術を習得することで「誰にでもできるテクニック」を実現するため、体の構造や動き、触察や治療的アプローチの仕方などの新しい知見や技術の伝達も行っている。
協会理事 事務局/講師
田坂和子
2010年バレーボール全日本女子アシスタントメディカルトレーナーとして世界選手権に帯同、2011~2016年までバレーボール男子VリーグDIVISION1所属サントリーサンバーズのアシスタントメディカルトレーナーとして選手の身体のケアやサポートを行う。
現在も体の構造や機能、痛み、動きに関する知識・技術の向上に努める傍ら、関西医療大学で非常勤講師として治療技術を学生に伝えている。
お問い合わせ
より詳しく知りたい方へ
ご希望の方に以下の資料をお送りいたします
1. 一般的な痛みの解釈とSASマニュアルセラピーの痛みの解釈
2. 他の触察セミナーとは違う4つの特徴
3. その他テキストの一部(参考動画のリンクなど)